ケース7
裏DVDショップが摘発されてオーナーが起訴されました。


四ヶ月位の営業で一千万近く売り上げてたそうで、
儲かる業種だと思いましたが全然儲かって無かったみたいです。


開業の際にテナントの保証金だとか改装費・仕入れ等で準備金が大金ですし
毎月のDVDの入荷・光熱費・家賃・人件費も掛かります。


半年位で借金を返せて、それ以降から利益を上げて1~2年営業して、
また違う場所に移転の繰り返しなんだそうです。
同じ場所で何年もやってたら摘発される可能性が高まるので。


だからそのオーナーは借金を返せないまま摘発されてるから一番最悪な結末。


で、裁判が始まって弁護士・検察官からの被告人質問があり、
最後に裁判官からの質問がありました。


裁判官から、

「あなたはこの仕事をしてて罪の意識はありましたか?」

と言われて、


「はい、勿論違法なのは分かってました。
罪悪感もありました。
でも、心の片隅に『これは必要悪だ!』と言う気持ちがあったのも事実です。」

正直に答えてました。

私も含めておそらく法廷内にいてる男全員
「被告人の言う通り必要悪かも
誰にも迷惑掛けてないから大目に見てあげて」
と思ってるかも知れないです(笑)

でも、 哀しいかな
裁判官が女性だった為に
必要悪なんて言っても
心に響く筈がありません。

検察側は懲役六ヶ月を求刑していました。