気まずい瞬間
学生のお客様がご来店
背が低いし童顔なので
「中学生かな？」
と聞くと、
「いえ、大学生です。」
気まずかった。
他にも、
「大学生かな？」
「いえ、浪人です。」
これも粗相です。
それ以降
年齢不詳の子には
「何年生かな？」
と聞く様にしている。
以前勤めていた職場で
「いらっしゃいませ！
メンバーズカードは
お持ちですか？」
「この前、
家が火事になって
全部燃えてもうた…」
これは気まずいどころか
凹んでもうた。
女性客２人組がご来店
一人は俺がカットして
もう一人は付き添いで
待合室で待ってた。
カットの女性が若く見えて
付き添いの女性が
年上に見えたので
「この後お母さんと
お出かけですか？」
と質問したら
「いやいや！！
あの子は会社の同僚で
私と同い年ですよ！」
やってしまった…
本人に聞こえてなかったのが
救いやった。
誰でも失言で
ヒヤヒヤしたり
顔色が水色になる事も
あると思う。
一番気まずかったのは
アシスタント時代に、
よく喋るんやけど
声が小さくて
聞き取りにくい
お客さんがいてた。
ドライヤーセットしてたら
ドライヤーの音で
尚更聞こえない。
当時２０歳位の俺は
何度も聞き直すのも
失礼だと思ったので
とりあえず
「へぇ！そうなんですか」
「ホンマですかぁ」
と言っておけば
大丈夫だと思ってたので
聞こえないまま相槌を
打ってしまってた。
「ボソッ・・・」
「へぇ、そうなんですか」
「・・、ボソソッ・・」
「ホンマですかぁ！」
すると、お客さんの
顔色が変わった
あれ？
どうしたんやろ？
恐る恐る聞き直してみると
「いや、だから
ココの店の定休日は
いつなの？って
聞いてるねん。」
俺はお客さんに定休日を
聞かれてんのに
「ホンマですかぁ」
と言ってしまい
全然話を聞いてないのが
バレてしまった。
気まず過ぎて
お客さんの顔が
見れなかった。
これは理容室美容室
あるあるだと思う。
経験してるスタイリストは
多いんじゃないかな。
今はしっかり聞き耳立てて
聞き直す様にしてる。